1.OKRとは 2.OKRのすすめ方 3.何故OKRで目的を達成できるのか という流れで、理由を理解しつつOKRを正しく運用する
正しく機能するOKR運⽤⽅法とはKatsuya Nagano (@chitose_ng)
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後⽇、スライドのアップロードをします。Caution
OKRをなんとなく知っているが、なんのためにやるのかわかってない⼈OKR運⽤がうまくいってないチームTarget
本スライドは以下の本をベースにしてます
1.OKRとは2.OKRの進め⽅3.何故OKRで⽬的を達成できるのか4.まとめ今⽇のお話
OKRとは事業の⽬的を達成し、ビジョンに進むための最強のソリューションである。
成し遂げたい定性的な⽬標成し遂げたいことを実現できたかを判断する定量的な指標Objective(⽬標)とKey Result(達成指標)を使った⽬標運⽤フレームワークObjectiveKeyResult
インテル8080がモトローラ6800より⾼性能であることを証明する5つのベンチマークを完成するデモを制作OKR例:インテルの例ObjectiveKeyResult2KeyResult1営業トレーニング教材を制作し、顧客3社を訪問し有効性を確認KeyResult3
Courseraと新たな学習者との接点を増やす新規学習者を獲得し、既存の学習者とのつながりを強化する⽅法を学ぶために、A/Bテストを実施し、学習を繰り返すモバイルの⽉次アクティブユーザーを1.5億⼈にするOKR例:オンライン学習サービスCourseraの場合ObjectiveKeyResult2KeyResult1講師がより魅⼒的な動画を創れるための機能をリリースKeyResult3
達成すると会社のビジョンに近づくビジョンに基づき会社がまとまる朝ベッドから⾶び起きてやる気が湧いてくるエモい内容Objective: 成し遂げたい定性的な⽬標何故作る︖どう書く︖
達成するとObjectiveを満たせる⽬的への結びつき⽬的達成への指針Key Result: 成し遂げたいことを実現できたかを判断する定量的な指標何故作る︖計測可能成功・失敗への判断基準ストレッチ⽬標⼗分な動きをしたらギリギリ達成できるくらいの⽬標重要なものに集中優先すべき特に重要なものを3~5点に絞り込むどう書く︖
上位領域のKR=下位領域のObjective→全社Objectiveと個⼈KRが紐づくObjectiveKR1ObjectiveKR1ObjectiveKR2KR1 KR3KR2 KR3KR2 KR3〜〜〜〜〜〜〜〜全社領域チーム領域個⼈領域Objective〜〜Vision
ここまでが基本的な話。以降は、どうやったらOKRを上⼿く機能させられるかの話。
原則みんなのモチベを⾼めて最⾼の仕事をしてもらう12 有意義な形で進捗を測る原則を⽀えるシステム⼈を⿎舞し、効果を測定できるようなゴールを設定する12望ましい最終形態に向けて常に前進するようにする3メンバーが⽬標を忘れず、責任を⾃覚できる習慣Support⾊々とタスクが出てくる状況下で、チームが常にゴール(Objective)を⽬指せるようなシステムが必要
ビジョンを達成するための事業⽬的は、OKRという仕組みで達成できる。ビジョン事業⽬的OKR原則OKRを⽀えるシステムOKRという仕組みOKRで達成されること
⾦曜のWINセッション今週進んだことを発表し、褒め称える⽉曜のコミットメントMTGOKR⾃信度12 健全指標3直近の重要事項パイプライン毎週の⽅向性を決めるための定例MTGをしっかりとおこなう今週の優先事項4
⽉曜のコミットメントMTGOKR⾃信度12 健全指標3直近の重要事項パイプライン⽬標に近づいているのか、遠ざかっているのか。⾃信度が下がったなら何故︖今週の優先事項4データサイエンスチームObjective:分析ソリューションを⽤いて、キークライアントの契約を取るKR1:新規ソリューションを6件作成し、提案(7/10 →6/10)KR2:既存の典型ソリューションをシステムに載せて、営業・コンサル部⾨がDSを介さずに即時提供ができる 状態にする(7/10→8/10)
⽉曜のコミットメントMTGOKR⾃信度12 健全指標KRを無理に進めて⼤切にしたいことが失われてないか。ステータスが⾚⾊・⻩⾊ならどうしていけば⻘⾊になるかデータの信頼性定期SQLのレビュー完了ノー残業納期直前の中、新規案件の差し込みがあった3直近の重要事項パイプライン今週の優先事項4
⽉曜のコミットメントMTGOKR⾃信度12 健全指標3直近の重要事項パイプラインKR達成のために、事前に何が何でも時間を確保すべきことは︖今週の優先事項4P1(緊急で重要なこと)• 定例MTG資料の作成• xxx案件の最低限のモデルを完成させるP2(緊急じゃないが重要なこと)• 汎⽤的なSQLの整備・検証
⽉曜のコミットメントMTGOKR⾃信度12 健全指標3直近の重要事項パイプラインなにがおこなわれないと、直近で停滞が発⽣するか。そのために、アクションしておくべきことはないか。今週の優先事項4• 今週のA社との定例MTGで要件が固まらないと作業が進まない• 来週中にモデルの試作品ができないと、テストをする時間がなくなる• 来週までに開発チームのリソースが開かないと、プロダクト実装が遅れる
⾦曜のWINセッションMTG今週進んだことを発表し、褒め称えるリラックスした状態でポジティブな雰囲気でおこなう• キークライアントX社に提案をおこなった• 年間契約が決まった• プロダクトの機能xxが実装された• xxを調べることができるモデルの試作品ができた
ゴールに優先順位を⽴てていない12 ゴールを伝えきれていない3重要事項のための時間を空けていない⽬的はどういうとき達成できないかやり遂げるためのシステムがない4PDCAを回さない5
ゴールに優先順位を⽴てていない12 ゴールを伝えきれていない3重要事項のための時間を空けていない⽬的はどういうとき達成できないかやり遂げるためのシステムがない4何もかもが重要そうに⾒えて、何でもやってしまいゴールにたどり着けないPDCAを回さない5
ゴールに優先順位を⽴てていない12 ゴールを伝えきれていない3重要事項のための時間を空けていない⽬的はどういうとき達成できないかやり遂げるためのシステムがない4PDCAを回さない5• ゴールと結びつかない⾏動をしてしまう• ⾃分のタスクが、何のためにやっているのか認識してないのでモチベーションにつながらない
ゴールに優先順位を⽴てていない12 ゴールを伝えきれていない3重要事項のための時間を空けていない⽬的はどういうとき達成できないかやり遂げるためのシステムがない4PDCAを回さない5• 意志⼒を信じて愚直にタスクの消化に努める• 意思⼒を回復させようとしない• 意思⼒の消費を抑えようとしない• 意志⼒が少ないときのことを考えない• 楽な⽅(⽬的に関係ないこと)に流れがち
ゴールに優先順位を⽴てていない12 ゴールを伝えきれていない3重要事項のための時間を空けていない⽬的はどういうとき達成できないかやり遂げるためのシステムがない4PDCAを回さない5「重要だけど緊急じゃないこと」を時間ができたらやろうと思っていたが、いつまで経ってもやらない重要度緊急度アイゼンハワーマトリクス①②③④
ゴールに優先順位を⽴てていない12 ゴールを伝えきれていない3重要事項のための時間を空けていない⽬的はどういうとき達成できないかやり遂げるためのシステムがない4PDCAを回さない5何がうまくいっていて、何がうまくいってないかを定期的に精査して改善に務めない
毎週の定期MTGがそれぞれを防ぐことで、⽬的が達成されるCoverCover
⾃分たちは⽬標に向かってどれくらい進み、⾃分はどれだけ貢献をしたかがわかるCover
不可能なゴールは⼈を憂鬱にさせるが、背伸びをしたらできるゴールは⼈を⿎舞するCoverパニックゾーン:常にストレス・不安が⽣じ、進捗があっても憂鬱感がまさる。ストレッチゾーン:刺激とともに成⻑する。進捗への達成感がうまれる。コンフォートゾーン:苦労や努⼒なしに達成できるので、刺激がない。進捗への達成感がない。
⾃信度が落ちたら、何故落ちたのか・何が1週間で起きたか、など状況の把握と理解がされて⾃発的なアクションに繋がるCover
⾃信度が落ちたら、何故落ちたのか・何が1週間で起きたか、など状況の把握と理解がされて⾃発的なアクションに繋がるCover⾃発的なPDCA、その際の達成感と挑戦
背伸びをしないとできないゴールを無理して達成すると起きがちな、⼤切にしたいことを監視Support例)・「KR:新規クライアントを開拓」のために、既存顧客を放置する・「KR:業務効率化システム完成」を急ぐあまり、残業続きになる
タスクに対して「⽬標に必要なこと」という判断基準ができたので、⽬標に向かってまっすぐ進めるCover
タスクと会社への貢献が明確に繋がる。そのため、仕事の意義を感じられ、モチベーションが保てるCover
やらないとOKRを達成できない重要なことを、忘れないようにして時間を使うCover
やらないとOKRを達成できない重要なことを、忘れないようにして時間を使うCover⽬標に向かう正しい歩み⽅の調整、⽬標と⾃⼰タスクの繋がり
近々やっておかなければいけないことを、ちゃんとやれる状態にするために事前に計画するSupport
毎週会社への貢献が⽬に⾒えてわかるので達成感に繋がるCover
毎週2回、ゴール(Objective)に対してフォーカスした定例MTGをおこなうので、ゴールを明確に認識できる。そのため、あらゆる活動がゴールと結びつけて考えることができる。CoverCover
今⽇のまとめToday’s Summary
原則みんなのモチベを⾼めて最⾼の仕事をしてもらう12 有意義な形で進捗を測る原則を⽀えるシステム⼈を⿎舞し、効果を測定できるようなゴールを設定する12望ましい最終形態に向けて常に前進するようにする3メンバーが⽬標を忘れず、責任を⾃覚できる習慣SupportOKRの原則はシステム(毎週の定例MTG)によって⽀えられている。
原則みんなのモチベを⾼めて最⾼の仕事をしてもらう12 有意義な形で進捗を測る原則を⽀えるシステム⼈を⿎舞し、効果を測定できるようなゴールを設定する12望ましい最終形態に向けて常に前進するようにする3メンバーが⽬標を忘れず、責任を⾃覚できる習慣Support逆に考えると、例えば毎週の定例MTGを適切におこなっていないと原則が機能しない
原則が機能しないと、事業⽬的を達成するのが困難ビジョン事業⽬的OKR原則OKRを⽀えるシステムOKRという仕組みOKRで達成されること
原則みんなのモチベを⾼めて最⾼の仕事をしてもらう12 有意義な形で進捗を測る原則を⽀えるシステム⼈を⿎舞し、効果を測定できるようなゴールを設定する12望ましい最終形態に向けて常に前進するようにする3メンバーが⽬標を忘れず、責任を⾃覚できる習慣Supportチームやタスクに応じてアレンジをしてもいいが、原則が機能するようなシステムを意識してアレンジする必要がある
おしまい。正しく機能するOKR運⽤を意識しよう。
おまけ
基本的な内容の理解は以下のスライドがとても良かったOKRのはじめかた / Getting started withOKRhttps://speakerdeck.com/katsuhisa91/getting-started-with-okr
マネージャー観点での話や、ビジョンとのつながり(何故企業のビジョンの浸透を経営者が重視するか)の観点は以下の本がよかった。筆者による本書の図解 https://tabanel-japan.com/blog-news/news/3149/
実際に各企業がどう運⽤しているかベースで書いている