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正しく機能するOKR運用方法とは / The OKR operation method to function properly

knagano
November 30, 2020

正しく機能するOKR運用方法とは / The OKR operation method to function properly

1.OKRとは
2.OKRのすすめ方
3.何故OKRで目的を達成できるのか
という流れで、理由を理解しつつOKRを正しく運用する

knagano

November 30, 2020
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Transcript

  1. 正しく機能するOKR運⽤⽅法とは
    Katsuya Nagano (@chitose_ng)

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  2. 後⽇、スライドのアップロードをします。
    Caution

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  3. OKRをなんとなく知っているが、
    なんのためにやるのかわかってない⼈
    OKR運⽤がうまくいってないチーム
    Target

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  4. 本スライドは以下の本をベースにしてます

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  5. 1.OKRとは
    2.OKRの進め⽅
    3.何故OKRで⽬的を達成できるのか
    4.まとめ
    今⽇のお話

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  6. 1.OKRとは
    2.OKRの進め⽅
    3.何故OKRで⽬的を達成できるのか
    4.まとめ
    今⽇のお話

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  7. OKRとは
    事業の⽬的を達成し、
    ビジョンに進むための
    最強のソリューション
    である。

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  8. 成し遂げたい定性的な⽬標
    成し遂げたいことを実現できたかを
    判断する定量的な指標
    Objective(⽬標)とKey Result(達成指標)を
    使った⽬標運⽤フレームワーク
    Objective
    Key
    Result

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  9. インテル8080がモトローラ6800より
    ⾼性能であることを証明する
    5つのベンチマークを完成する
    デモを制作
    OKR例:インテルの例
    Objective
    Key
    Result2
    Key
    Result1
    営業トレーニング教材を制作し、
    顧客3社を訪問し有効性を確認
    Key
    Result3

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  10. Courseraと
    新たな学習者との接点を増やす
    新規学習者を獲得し、
    既存の学習者とのつながりを強化する⽅法を学ぶために、
    A/Bテストを実施し、学習を繰り返す
    モバイルの⽉次アクティブユーザーを
    1.5億⼈にする
    OKR例:オンライン学習サービスCourseraの場合
    Objective
    Key
    Result2
    Key
    Result1
    講師がより魅⼒的な動画を
    創れるための機能をリリース
    Key
    Result3

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  11. 達成すると会社のビジョンに近づく
    ビジョンに基づき会社がまとまる
    朝ベッドから⾶び起きて
    やる気が湧いてくるエモい内容
    Objective: 成し遂げたい定性的な⽬標
    何故作る︖
    どう書く︖

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  12. 達成するとObjectiveを満たせる
    ⽬的への結びつき
    ⽬的達成への指針
    Key Result: 成し遂げたいことを
    実現できたかを判断する定量的な指標
    何故作る︖
    計測可能
    成功・失敗への判断基準
    ストレッチ⽬標
    ⼗分な動きをしたらギリギリ達成できるくらいの⽬標
    重要なものに集中
    優先すべき特に重要なものを3~5点に絞り込む
    どう書く︖

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  13. 上位領域のKR=下位領域のObjective
    →全社Objectiveと個⼈KRが紐づく
    Objective
    KR1
    Objective
    KR1
    Objective
    KR2
    KR1 KR3
    KR2 KR3
    KR2 KR3








    全社領域
    チーム
    領域
    個⼈領域
    Objective


    Vision

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  14. ここまでが基本的な話。
    以降は、どうやったらOKRを
    上⼿く機能させられるかの話。

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  15. 原則
    みんなのモチベを⾼めて
    最⾼の仕事をしてもらう
    1
    2 有意義な形で進捗を測る
    原則を⽀えるシステム
    ⼈を⿎舞し、効果を測定でき
    るようなゴールを設定する
    1
    2
    望ましい最終形態に向けて
    常に前進するようにする
    3
    メンバーが⽬標を忘れず、
    責任を⾃覚できる習慣
    Support
    ⾊々とタスクが出てくる状況下で、
    チームが常にゴール(Objective)を⽬指せるようなシステムが必要

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  16. ビジョンを達成するための事業⽬的は、
    OKRという仕組みで達成できる。
    ビジョン
    事業⽬的
    OKR原則
    OKRを⽀えるシステム
    OKRという
    仕組み
    OKRで
    達成されること

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  17. 1.OKRとは
    2.OKRの進め⽅
    3.何故OKRで⽬的を達成できるのか
    4.まとめ
    今⽇のお話

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  18. ⾦曜のWINセッション
    今週進んだことを発表し、
    褒め称える
    ⽉曜のコミットメントMTG
    OKR⾃信度
    1
    2 健全指標
    3
    直近の重要事項パイプライン
    毎週の⽅向性を決めるための定例MTGをしっかりとおこなう
    今週の優先事項
    4

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  19. ⽉曜のコミットメントMTG
    OKR⾃信度
    1
    2 健全指標
    3
    直近の重要事項パイプライン
    ⽬標に近づいているのか、遠ざかっているのか。
    ⾃信度が下がったなら何故︖
    今週の優先事項
    4
    データサイエンスチーム
    Objective:分析ソリューションを⽤いて、
    キークライアントの契約を取る
    KR1:新規ソリューションを6件作成し、提案
    (7/10 →6/10)
    KR2:既存の典型ソリューションをシステムに
    載せて、営業・コンサル部⾨がDSを介さずに
    即時提供ができる 状態にする
    (7/10→8/10)

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  20. ⽉曜のコミットメントMTG
    OKR⾃信度
    1
    2 健全指標
    KRを無理に進めて⼤切にしたいことが失われてないか。
    ステータスが⾚⾊・⻩⾊ならどうしていけば⻘⾊になるか
    データの信頼性
    定期SQLのレビュー完了
    ノー残業
    納期直前の中、新規案件の差し込みがあった
    3
    直近の重要事項パイプライン
    今週の優先事項
    4

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  21. ⽉曜のコミットメントMTG
    OKR⾃信度
    1
    2 健全指標
    3
    直近の重要事項パイプライン
    KR達成のために、事前に何が何でも時間を確保すべきことは︖
    今週の優先事項
    4
    P1(緊急で重要なこと)
    • 定例MTG資料の作成
    • xxx案件の最低限のモデルを完成させる
    P2(緊急じゃないが重要なこと)
    • 汎⽤的なSQLの整備・検証

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  22. ⽉曜のコミットメントMTG
    OKR⾃信度
    1
    2 健全指標
    3
    直近の重要事項パイプライン
    なにがおこなわれないと、直近で停滞が発⽣するか。
    そのために、アクションしておくべきことはないか。
    今週の優先事項
    4
    • 今週のA社との定例MTGで要件が固まらない
    と作業が進まない
    • 来週中にモデルの試作品ができないと、
    テストをする時間がなくなる
    • 来週までに開発チームのリソースが開かない
    と、プロダクト実装が遅れる

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  23. ⾦曜のWINセッション
    MTG
    今週進んだことを発表し、
    褒め称える
    リラックスした状態でポジティブな雰囲気でおこなう
    • キークライアントX社に提案をおこなった
    • 年間契約が決まった
    • プロダクトの機能xxが実装された
    • xxを調べることができるモデルの試作品ができた

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  24. 1.OKRとは
    2.OKRの進め⽅
    3.何故OKRで⽬的を達成できるのか
    4.まとめ
    今⽇のお話

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  25. ゴールに優先順位を⽴てていない
    1
    2 ゴールを伝えきれていない
    3
    重要事項のための時間を空けていない
    ⽬的はどういうとき達成できないか
    やり遂げるためのシステムがない
    4
    PDCAを回さない
    5

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  26. ゴールに優先順位を⽴てていない
    1
    2 ゴールを伝えきれていない
    3
    重要事項のための時間を空けていない
    ⽬的はどういうとき達成できないか
    やり遂げるためのシステムがない
    4
    何もかもが重要そうに⾒えて、
    何でもやってしまいゴールにたどり着けない
    PDCAを回さない
    5

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  27. ゴールに優先順位を⽴てていない
    1
    2 ゴールを伝えきれていない
    3
    重要事項のための時間を空けていない
    ⽬的はどういうとき達成できないか
    やり遂げるためのシステムがない
    4
    PDCAを回さない
    5
    • ゴールと結びつかない⾏動をしてしまう
    • ⾃分のタスクが、
    何のためにやっているのか認識してないので
    モチベーションにつながらない

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  28. ゴールに優先順位を⽴てていない
    1
    2 ゴールを伝えきれていない
    3
    重要事項のための時間を空けていない
    ⽬的はどういうとき達成できないか
    やり遂げるためのシステムがない
    4
    PDCAを回さない
    5
    • 意志⼒を信じて愚直にタスクの消化に努める
    • 意思⼒を回復させようとしない
    • 意思⼒の消費を抑えようとしない
    • 意志⼒が少ないときのことを考えない
    • 楽な⽅(⽬的に関係ないこと)に流れがち

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  29. ゴールに優先順位を⽴てていない
    1
    2 ゴールを伝えきれていない
    3
    重要事項のための時間を空けていない
    ⽬的はどういうとき達成できないか
    やり遂げるためのシステムがない
    4
    PDCAを回さない
    5
    「重要だけど緊急じゃないこと」を
    時間ができたらやろうと思っていたが、
    いつまで経ってもやらない
    重要度
    緊急度
    アイゼンハワーマトリクス




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  30. ゴールに優先順位を⽴てていない
    1
    2 ゴールを伝えきれていない
    3
    重要事項のための時間を空けていない
    ⽬的はどういうとき達成できないか
    やり遂げるためのシステムがない
    4
    PDCAを回さない
    5
    何がうまくいっていて、
    何がうまくいってないかを
    定期的に精査して改善に務めない

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  31. 毎週の定期MTGがそれぞれを防ぐことで、
    ⽬的が達成される
    Cover
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  32. ⾃分たちは⽬標に向かってどれくらい進み、
    ⾃分はどれだけ貢献をしたかがわかる
    Cover

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  33. 不可能なゴールは⼈を憂鬱にさせるが、
    背伸びをしたらできるゴールは⼈を⿎舞する
    Cover
    パニックゾーン:常にストレス・不安が⽣じ、進捗があっても憂鬱感がまさる。
    ストレッチゾーン:刺激とともに成⻑する。進捗への達成感がうまれる。
    コンフォートゾーン:苦労や努⼒なしに達成できるので、刺激がない。進捗への達成感がない。

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  34. ⾃信度が落ちたら、何故落ちたのか・何が1週間で起きたか、
    など状況の把握と理解がされて⾃発的なアクションに繋がる
    Cover

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  35. ⾃信度が落ちたら、何故落ちたのか・何が1週間で起きたか、
    など状況の把握と理解がされて⾃発的なアクションに繋がる
    Cover
    ⾃発的なPDCA、
    その際の達成感と挑戦

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  36. 背伸びをしないとできないゴールを無理して達成すると
    起きがちな、⼤切にしたいことを監視
    Support
    例)
    ・「KR:新規クライアントを開拓」のために、既存顧客を放置する
    ・「KR:業務効率化システム完成」を急ぐあまり、残業続きになる

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  37. タスクに対して「⽬標に必要なこと」という判断基準ができ
    たので、⽬標に向かってまっすぐ進める
    Cover

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  38. タスクと会社への貢献が明確に繋がる。
    そのため、仕事の意義を感じられ、モチベーションが保てる
    Cover

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  39. やらないとOKRを達成できない重要なことを、
    忘れないようにして時間を使う
    Cover

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  40. やらないとOKRを達成できない重要なことを、
    忘れないようにして時間を使う
    Cover
    ⽬標に向かう正しい歩み⽅の調整、
    ⽬標と⾃⼰タスクの繋がり

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  41. 近々やっておかなければいけないことを、
    ちゃんとやれる状態にするために事前に計画する
    Support

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  42. 毎週会社への貢献が⽬に⾒えてわかるので
    達成感に繋がる
    Cover

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  43. 毎週2回、ゴール(Objective)に対してフォーカスした定例MTGをおこなうので、
    ゴールを明確に認識できる。
    そのため、あらゆる活動がゴールと結びつけて考えることができる。
    Cover
    Cover

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  44. 今⽇のまとめ
    Today’s Summary

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  45. OKRとは
    事業の⽬的を達成し、
    ビジョンに進むための
    最強のソリューション
    である。

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  46. ビジョンを達成するための事業⽬的は、
    OKRという仕組みで達成できる。
    ビジョン
    事業⽬的
    OKR原則
    OKRを⽀えるシステム
    OKRという
    仕組み
    OKRで
    達成されること

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  47. 原則
    みんなのモチベを⾼めて
    最⾼の仕事をしてもらう
    1
    2 有意義な形で進捗を測る
    原則を⽀えるシステム
    ⼈を⿎舞し、効果を測定でき
    るようなゴールを設定する
    1
    2
    望ましい最終形態に向けて
    常に前進するようにする
    3
    メンバーが⽬標を忘れず、
    責任を⾃覚できる習慣
    Support
    OKRの原則は
    システム(毎週の定例MTG)によって⽀えられている。

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  48. 原則
    みんなのモチベを⾼めて
    最⾼の仕事をしてもらう
    1
    2 有意義な形で進捗を測る
    原則を⽀えるシステム
    ⼈を⿎舞し、効果を測定でき
    るようなゴールを設定する
    1
    2
    望ましい最終形態に向けて
    常に前進するようにする
    3
    メンバーが⽬標を忘れず、
    責任を⾃覚できる習慣
    Support
    逆に考えると、
    例えば毎週の定例MTGを適切におこなっていないと原則が機能しない

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  49. 原則が機能しないと、事業⽬的を達成するのが困難
    ビジョン
    事業⽬的
    OKR原則
    OKRを⽀えるシステム
    OKRという
    仕組み
    OKRで
    達成されること

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  50. 原則
    みんなのモチベを⾼めて
    最⾼の仕事をしてもらう
    1
    2 有意義な形で進捗を測る
    原則を⽀えるシステム
    ⼈を⿎舞し、効果を測定でき
    るようなゴールを設定する
    1
    2
    望ましい最終形態に向けて
    常に前進するようにする
    3
    メンバーが⽬標を忘れず、
    責任を⾃覚できる習慣
    Support
    チームやタスクに応じてアレンジをしてもいいが、
    原則が機能するようなシステムを意識してアレンジする必要がある

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  51. おしまい。
    正しく機能するOKR運⽤を意識しよう。

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  52. おまけ

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  53. 基本的な内容の理解は
    以下のスライドがとても良かった
    OKRのはじめかた / Getting started with
    OKR
    https://speakerdeck.com/katsuhisa91/getting-started-with-okr

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  54. マネージャー観点での話や、ビジョンとのつながり(何故企業のビジョンの浸透を経営者が重視する
    か)の観点は以下の本がよかった。
    筆者による本書の図解 https://tabanel-japan.com/blog-news/news/3149/

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  55. 実際に各企業がどう運⽤しているかベースで書いている

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