Save 37% off PRO during our Black Friday Sale! »

経営組織論〜ソニックガーデンの場合

 経営組織論〜ソニックガーデンの場合

法政大学の経営組織論での講義資料

Transcript

  1. 経営組織論 ソニックガーデンの場合 ・仕事と働き方の変化 ・ナレッジワーカーの価値 ・顧客とマネジメント ・チームとコミュニティ ・「遊ぶように働く」の意味 ・セルフマネジメント ・経営の目的とは何か

  2. 倉貫 義人 株式会社ソニックガーデン 代表取締役(創業者) 株式会社クラシコム    社外取締役(2018年〜) • 1974年京都出身、10歳からプログラミング • 立命館大学、学生ベンチャー、ゲーム開発 • TIS株式会社、アジャイル開発の普及に貢献

    • 受託開発 → 社内システム → 社内ベンチャー • 2011年、TIS社内ベンチャーをMBOして創業
  3. 株式会社ソニックガーデン • ミッション「ソフトウェアで問題を解決する」 • ビジョン 「プログラマを一生の仕事にする」 • 社員50名、システム受託開発と自社サービス • 2016年〜全社員リモートワーク(22都道府県) •

    創業以来9期連続成長、転職での離職者なし
  4. 見積り/要件定義なし ドキュメントなし プロジェクトなし 契約時間なし 納品のない 受託開発 通勤のない 働き方 働く場所の縛りなし 本社オフィスなし

    申請・制限なし 勤怠報告なし 管理のない 会社経営 上司/指示命令なし 承認・決裁なし 部署・管理職なし 売上目標・評価なし
  5. 納品のない 受託開発 通勤のない 働き方 管理のない 会社経営

  6. 仕事と働き方の変化

  7. 私たちの仕事は何か • 仕事=指示通りに働くことではない • 価値を生み出す=誰かの役に立つこと • 現代で人がする仕事は、再現性が低い • 創造的な仕事だからこそ価値がある

  8. マニュアルワーカー ナレッジワーカー • 上司からの指示命令に従う • 受動的に動く • 外発的動機づけ • 現状を維持したい

    • 仕事の対価は報酬である • 仕事と生活は別物 • 業務の範囲は広げない • 担当を分業して働く • ルールが大事 • 組織と上司に従う • コンピュータやロボットの方が得意 • セルフマネジメントで働く • 主体的に動く • 内発的動機づけ • 改善し続けたい • 仕事は成長の機会である • 仕事は人生の一部 • 責任範囲にこだわらない • 他者と協業して働く • ゴールが大事 • 文化と価値観に従う • 人間の感性を活かして成果を出す
  9. 組織とマネジメント

  10. ナレッジワーカーのマネジメント • マネジメント=管理することではない • なんとかする=良い感じにすること • 内発的動機づけで働ける環境をつくる • ボランティアの取り扱いに似ている

  11. チーム コミュニティ • ミッションから始まる • 目標・ゴールのために集まる • 終りと解散がある • 活動(doの価値)

    • メンバーは役割を果たす • 事業と貢献が価値 • 提供の目線は外向き(社会や顧客) • よりスキルを重視した採用 • 即戦力で働ける人材が好ましい • チームの段階を進めることが大事 • 戦争や冒険に似ている • ビジョンから始まる • 価値観・理念に共感して集まる • 続くことが前提である • 状態(beの価値) • メンバーは居るだけで良い • 安心と安全が価値 • 提供の目線は内向き(中の人) • より人間性を重視した採用 • 将来のための人材が好ましい • 定期的なイベントの開催が大事 • 国や街の統治に似ている
  12. 遊ぶように働く

  13. 「遊ぶように働く」とは、どういうことか • 「働くように遊ぶ」ではないので仕事 • 仕事とは、誰かの役に立つことをする • 懸命に働いている様子が遊びに見える • ついやってしまう没頭してしまうこと

  14. 「遊ぶように働く」の4つの要素 • 成長が続くこと (フロー状態、肯定感) • 裁量があること (内発的動機づけ、選択権) • 正解がないこと (創作活動・創意工夫)

    • 仲間がいること (強み弱み、協調作業)
  15. 「遊ぶように働く」までの道のり • 卓越した技術と高い生産性があること • 自分の強み弱み・興味関心を知ること • 問題vs私たち・人間的に成熟すること • セルフマネジメントができていること

  16. セルフマネジメントとは何ができることか • 自分自身の成果をあげることができる • 行動の改善を続けていくことができる • 周囲と良好な関係を築くことができる • チームでの成果を高めることができる

  17. 高い技術を身につけ、知性を磨き 人格を陶冶し、自立心を育むこと それが、経営の目的ではないか