2020年8月6日(水)に開催された『Why Slack?導入事例紹介セッションウェビナー「Slack で実現するニューノーマル」』の登壇資料。
完全テレワークを実現した企業のカルチャーを⽀えるSlack活⽤実践事例2020/8/5Why Slack? 導⼊事例紹介セッション ウェビナークラスメソッド株式会社 取締役 佐々⽊⼤輔1
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⾃⼰紹介•佐々⽊⼤輔• クラスメソッド株式会社• 取締役 / AWS事業本部 本部⻑• 北海道江別市在住• インフラエンジニア出⾝• 趣味︓筋トレ、ランニング、サウナ2
3会社概要代表者設 ⽴本 社拠 点資本⾦従業員横⽥ 聡2004年7⽉7⽇東京都千代⽥区神⽥佐久間町1丁⽬11番地産報佐久間ビル8階東京、札幌、⼤阪、福岡、上越、沖縄ベルリン、バンクーバー等1億円400名(2020年3⽉)事業内容関連会社認定• クラウド(AWS)に関するコンサルティング、設計、構築、運⽤• ビッグデータ分析基盤に関するコンサルティング、設計、構築、運⽤• モバイルアプリケーションに関する企画、デザイン、開発、運営• オムニチャネル基盤構築サービス「カスタマーストーリー」の企画、開発、運⽤• ⾳声認識(Amazon Alexa)技術に関するコンサルティング• サーバーレスアーキテクチャに関するコンサルティング、構築、運⽤アノテーション株式会社(http://an.classmethod.jp/)プリズマティクス株式会社(https://prismatix.jp/)オープンな発想と⾼い技術⼒によりすべての⼈々の創造活動に貢献し続けるクラスメソッド株式会社
4⽉間290万PVを誇る技術ブログ Developers.IO• http://dev.classmethod.jp/⽉間290万PV、80万UUを誇る、社員が執筆するIT技術に特化したオウンドメディアです。AWS、ビッグデータ、モバイル、IoT などの記事を掲載中です。ユーザに有益な情報であれば社内のノウハウも余すところなく記事化現在20,000本以上の記事を掲載(2020年3⽉現在)AWS関連の技術記事を約9,000本掲載憶測やセオリーだけでなく、実地検証に基づく「やってみた」記事を公開⽇次で記事⼀覧を取得できるRSSの提供[RSS]https://feed.classmethod.jp/blog/daily.rss
5クラスメソッドのコロナ禍での判断
6テレワーク推奨宣⾔•1⽉16⽇に⽇本で初の感染者を確認したことを受け、対応の検討を開始•1⽉27⽇、テレワーク推奨を宣⾔• 混雑が予想される場所への外出の⾮推奨• 在宅勤務の推奨• オフィス・⾃宅における感染予防のマスク、⼿洗い、除菌の徹底• 主催するセミナーを延期、またはオンラインセミナーに切り替え
7警戒レベル引き上げ•⽇本国内で死者が発⽣し、感染者が急激に増加•2⽉20⽇、事業継続計画(BCP)に基づき警戒レベルを引き上げ• 全社員在宅勤務とし出社禁⽌• 出張禁⽌、海外渡航の禁⽌• 来客や顧客訪問の禁⽌• 全営業活動をオンラインに• ⼤⼈数が集まる場への参加⾃粛推奨• 全セミナーをオンラインへ切替
8事業継続計画(BCP)の⻑期化宣⾔•4⽉7⽇に緊急事態宣⾔が発令•4⽉17⽇に事業継続計画(BCP)の⻑期化を宣⾔• 9⽉末まで出社禁⽌、以降状況に応じて判断• 12⽉末まで出張禁⽌• 12⽉末まで海外渡航禁⽌• 12⽉末までイベント参加禁⽌
9詳しくはYouTubeでhttps://dev.classmethod.jp/management/20200616-corporate-management/
10100%テレワーク(必要に応じて出社可)クラスメソッドの現状
11テレワークにおいて重要なことはカルチャーの維持
12カルチャーとは• 企業で働く⼈たちが時間をかけて積み重ねてきた、意識的あるいは無意識的に共有されている価値観や⾏動規範• つまり企業内メンバー全員の共通認識であり、相互に期待値をコントロールするベースとなるもの• カルチャーに沿った意識や⾏動が、相互に期待されるべきもの• カルチャーに外れた意識や⾏動は、期待されないもの/期待されてはいけないもの• だからこそ明⽂化され共有されるべきもの
13カルチャーに齟齬が発⽣すると・・・• 期待と結果(意識/⾏動)がズレる• ズレから不信感が⽣まれる• 不信感が不満になる• カルチャーを維持する唯⼀の⼿段はコミュニケーション• カルチャーが「共有されている価値観や⾏動規範」である以上、コミュニケーションは不可⽋• 齟齬はコミュニケーションレスから⽣まれる• 齟齬はコミュニケーションによって修正できる
14企業に必要なコミュニケーション• 企業内コミュニケーションにおいて重要なのは、全員が同じ場所で同じ情報を共有できること• オフィスでも⾃宅でも、東京でも地⽅でも、国内でも国外でも、場所に制約を受けない• 国内と国外の間にある時差(時間)の制約を受けない• 情報がオープンに伝わり、情報の格差が発⽣しない
15時と場所に制約を受けないオープンなコミュニケーションがカルチャーを維持する秘訣
Slack
17Slackとは• コミュニケーションツールでは無い• コミュニケーションプラットフォームである• 社内外総てのコミュニケーションの基盤• Slackによって、時と場所に制約を受けないオープンなコミュニケーションを実現できる
18Slack活⽤実践事例
19基本⽅針•可能な限りSlackだけで業務が完結するように設計する•Slackの機能で完結できるものはそれを使う•Slackの機能で⾜りないものは既存Appを使う•それでも⾜りないものはAppを作る
20Slackの機能を利⽤• リマインダー• 定期的に⾏う作業を登録、該当⽇時に通知• チャンネルに通知されるため、メンバー全員が確認できる
21Slackの機能を利⽤• ワークフロービルダー• 運⽤チームに作業依頼を発⾏• 作業依頼内容をテンプレート化• チャンネルを⾒れば作業依頼の発⾏状況が誰にでもわかる
22Slackの機能を利⽤• Slackコネクト• パートナー/関連会社/外部ベンダとのやり取りは全てSlackコネクトを使って⾏う• コミュニケーション⼿段を統⼀可能に
23通知• Googleカレンダーのスケジュールを通知• 他のメンバーへのスケジュール共有にもなる• 従量課⾦のサービスの利⽤料⾦を通知• 使いすぎを防⽌• 特定のメールを受信すると通知• アラートメールをフックに対応開始• 障害通知と復旧通知• 外部サービスの状況を迅速にチェック• 天気予報を通知• 外出や休憩の参考に
24Appの活⽤• 簡単なアンケートはPollyで• Yes/Noだけならリアクションで可
25Appの⾃作• ⾃動翻訳Bot• ベトナムとの共同開発プロジェクト• ⾃動翻訳Appを作成• ベトナム語の投稿に⽇本語訳を投稿• ⽇本語の投稿はベトナム語に翻訳し投稿• Q&A検索Bot• 特定のメッセージを受信• データベースにアクセス• メッセージに類似したページを応答
26その他• 絵⽂字によるコミュニケーション• カスタム絵⽂字を⾃由に登録可能• 社内外のちょっとした流⾏語がどんどん登録されていく• 登録した絵⽂字はリアクションとして利⽤可能• 特に絵⽂字ネイティブ世代は様々なシーンで絵⽂字を活⽤• 現時点で6000を越える絵⽂字が登録• 社内ガイドライン違反の絵⽂字は絵⽂字警察(有志)が削除• コミュニケーション促進に⼤きく寄与
27その他• ⼤量のmiscチャンネル• 雑談チャンネルはチャンネル名の頭にmisc-と付与• 趣味、嗜好、スポーツ、ネタ、コンテンツ、その他⾃由に作って良い• 全社員⾃由参加• 様々な種類の雑談が⽇夜⼤量に⾏われている• コミュニケーション促進に⼤きく寄与• 雑談はカルチャー維持の⼤事な⼿段
まとめ• Slackはコミュニケーションツールでは無い• 社内外総てのコミュニケーションが集約される、コミュニケーションプラットフォームである• 今⽇お話した活⽤の実装は弊社技術ブログでご紹介しています• https://dev.classmethod.jp/• 是⾮皆さんの活⽤事例もシェアしてください28
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