Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロダクトのための地味な動き - 地味PM meetup
Search
Yusuke Hisatsu
April 12, 2022
Business
7
8.7k
プロダクトのための地味な動き - 地味PM meetup
2022/04/12開催の地味PM meetupの登壇資料です。
https://mercari.connpass.com/event/243373/
Yusuke Hisatsu
April 12, 2022
Tweet
Share
More Decks by Yusuke Hisatsu
See All by Yusuke Hisatsu
アンラーニングし続けるプロダクトマネジメント
yusukehisatsu
2
830
チームで盛り上げる ファシリテーション
yusukehisatsu
19
13k
新卒者向け資料_タスクマネジメント・ドキュメンテーション
yusukehisatsu
0
400
心理的安全性を0から80ぐらいに上げた話
yusukehisatsu
0
510
システム思考とプロダクトマネジメント
yusukehisatsu
20
16k
JobsToBeDone/ジョブ理論をまとめてみた
yusukehisatsu
6
6.3k
幅広い経験を活かして PdMになった話@Kiitok meetup
yusukehisatsu
0
240
エンジニアチームビルディングジャーニー
yusukehisatsu
0
340
心理的安全性の高いチームを作ってみた
yusukehisatsu
1
520
Other Decks in Business
See All in Business
TAIAN Company Deck_202411
kushi
0
3k
ユビー生成AIの導入・成果事例集イメージ
ubie
0
150
ドローンを活用した汚泥焼却炉内点検のDX
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
0
300
Creating Creators in the age of Generative AI - In SIGGRAPH ASIA 2024
o_ob
0
110
サスメド株式会社 Culture Deck
susmed
0
37k
決算審査意見書自動作成ツール 改良プロジェクト
tokyo_metropolitan_gov_digital_hr
0
240
クロス・オペレーショングループ採用資料
xopg
2
24k
知識を超えて実践するためのマインドの作り方
mayforblue
0
1.5k
mov 会社紹介スライド
mov
0
360
カイポケリニューアル プロダクトマネジメントの現在地 / Where we are now with Kaipoke Renewal Product Management
sms_tech
0
500
第1回金融業界における副業・兼業者の実態調査 【株式会社フクスケ】
fkske
0
420
1LDK会社紹介資料
1ldkinc
1
410
Featured
See All Featured
Bash Introduction
62gerente
608
210k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
73
5.4k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
341
39k
Designing Experiences People Love
moore
138
23k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
346
20k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
Docker and Python
trallard
41
3.1k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
33
1.5k
Facilitating Awesome Meetings
lara
50
6.1k
Transcript
プロダクトのための 地味な動き @地味PM meetup 株式会社グロービス Globis Digital Platform CPO/PM 久津佑介
2 自己紹介 久津 佑介 / Yusuke Hisatsu 株式会社グロービス Globis Digital
Platform 学習サービス事業部 CPO 兼 法人開発チーム PM @Nunerm プロダクトマネージャーカンファレンス実行委員会もやってます(今年もがっつり計画中)
3 今日話したいこと 「PMがやるべきこと」ではなく 「プロダクトのためにやるべきこと」に フォーカスしよう
4 プロダクト開発の当時の状況 学習サービス 事業部 事業 開発 国内toC 国内toB 海外toC/toB コンテンツ
決済 受講者体験 法人 組織の特徴 • 事業と開発でチーム分けの軸が異なる =コミュニケーションパスが複雑 • 一部を除き、事業チームから依頼する/ される関係が残る CPO PM 開発依頼
5 法人開発チームの当時の問題 Discovery • ユーザーの解決すべき課題の解像度が粗い • ユーザーストーリーが整理されておらず、思いつきドリブン • データよりステークホルダーの経験や主観で優先度が決まる Delivery
• リリースした機能でなかなか成果が出ず、その原因もわからない • 期待される開発パフォーマンスが出ず、リリースペースが遅い 解決に向けてアクション!
6 問題解決のためにやったこと Discovery • ユーザーインタビューを100回行って課題を抽出 • プロダクトロードマップをビジュアライズしてチームへ浸透 • データ分析基盤とダッシュボードを作り、データドリブンで意思決定 Delivery
• リリース前にA/Bテストを必ず行い、成果への確実性向上 • デュアルトラックアジャイルを導入しリリースへのリードタイム短縮 無事に解決!
7 問題解決のためにやったこと • プロダクトロードマップをビジュアライズしてチームへ浸透させた • ユーザーインタビューを100回行って課題を抽出 • ユーザーストーリーマッピングを行い課題を体系化 • データ分析基盤を作ってダッシュボードを量産し、データドリブンで意思決定
• リリース前にA/Bテストを必ず行い、成果への確実性を上げた • アジャイルコーチを呼んで開発プロセスの再構築 無事に解決! うそです
8 実際に問題解決のためにやったこと Discovery • 他チームのNotionページを全探索&インデックス作り • カスタマーサクセスチームとの定期ミーティング設定&明るいファシリ • アジェンダを日英併記ルール策定 •
経営会議に参加するために上司に根回し Delivery • 全チケットと突発的に発生するタスクのトラッキング&グルーピング • 一部のタスクをやらない理由を資料にまとめてプレゼン&根回し • 他開発チームのミーティングやランチに乱入して状況把握
9 問題解決のためにやったこと • プロダクトロードマップをビジュアライズしてチームへ浸透させた • ユーザーインタビューを100回行って課題を抽出 • ユーザーストーリーマッピングを行い課題を体系化 • データ分析基盤を作ってダッシュボードを量産し、データドリブンで意思決定
• リリース前にA/Bテストを必ず行い、成果への確実性を上げた • アジャイルコーチを呼んで開発プロセスの再構築 無事に解決! 地味
10 なぜ地味なことばかり行なったのか? 問題の原因の大半がこの2つであることがわかったから ①周りとの情報の格差 ②役割定義の曖昧さ 例:ユーザーの解決すべき課題の解像度が粗い →カスタマーサクセスが持っているユーザーに関する貴重な情報がシェアされていなかった →これを無視してゼロからリサーチしても時間の無駄だし、サクセスと一枚岩になれず価値を最大化できない →まずは一致団結できる関係性づくりと情報の透明性を! 例:期待される開発パフォーマンスが出ず、リリースペースが遅い
→単純にやることが多かった →チームの役割定義が曖昧だったので、隙間にあるこぼれ球がガンガン投げられる →まずは役割の再定義をし集中できる環境づくりを!
11 実際に問題解決のためにやったこと Discovery • 他チームのNotionページを全探索&インデックス作り • カスタマーサクセスチームとの定期ミーティング設定&明るいファシリ • アジェンダを日英併記ルール策定 •
経営会議に参加するために上司に根回し →周りの情報を取りやすくする動き Delivery • 全チケットと突発的に発生するタスクのトラッキング&グルーピング • 一部のタスクをやらない理由を資料にまとめてプレゼン&根回し • 他開発チームのミーティングやランチに乱入して状況把握 →「やらない」の説得力を上げて周りにパスしやすくする動き
12 どう考えているか
13 どう考えているか
14 問題解決のためにやったこと • プロダクトロードマップをビジュアライズしてチームへ浸透させた • ユーザーインタビューを100回行って課題を抽出 • ユーザーストーリーマッピングを行い課題を体系化 • データ分析基盤を作ってダッシュボードを量産し、データドリブンで意思決定
• リリース前にA/Bテストを必ず行い、成果への確実性を上げた • アジャイルコーチを呼んで開発プロセスの再構築 無事に解決! それはPMがやるべきことなの?
15 問題解決のためにやったこと • プロダクトロードマップをビジュアライズしてチームへ浸透させた • ユーザーインタビューを100回行って課題を抽出 • ユーザーストーリーマッピングを行い課題を体系化 • データ分析基盤を作ってダッシュボードを量産し、データドリブンで意思決定
• リリース前にA/Bテストを必ず行い、成果への確実性を上げた • アジャイルコーチを呼んで開発プロセスの再構築 無事に解決! 知らん
16 プロダクトのために誰かがやるべきことではある こういう地味な仕事は、プロダクトの価値を最大化するために必要になる場合がある ただ、面白くないし直接的な成果も見えづらいから誰もやりたがらない それが「PMがやるべきこと」かどうかは知らない でも誰もやる人がいないなら自らやった方がいい なぜならPMは「プロダクトの価値の最大化に誰よりもコミットする人」だと思うから
17 今日話したいこと(再掲) 「PMがやるべきこと」ではなく 「プロダクトのためにやるべきこと」に フォーカスしよう
18 宣伝 このような取り組みもあり GLOBISのプロダクト開発組織は 目に見えて成長しています ただ、まだまだ課題も多いしPMも足りません 一緒に「学びの未来」を作りませんか まずはカジュアル面談しましょう! Twitterで「久津 PM」と検索したら出てきます→