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株式会社レヴィのティールでリモートなスクラムの方法(AgileJapan2019サテライト)

m-miura.jp
November 16, 2019

 株式会社レヴィのティールでリモートなスクラムの方法(AgileJapan2019サテライト)

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  1. 三浦 政司 (みうら まさし) 鳥取大学工学研究科 助教 株式会社レヴィ 共同創業者 ~2002 山梨県にいました

    02~06 東京大学 工学部 06~11 総研研究大学院大学 JAXA宇宙科学研究所 2011 鳥取大学着任 2016 株式会社レヴィ創業 http://m-miura.jp
  2. システミング:プロジェクトを成功に導くフレームワーク ビューモデルを描く プロセスを決める プロジェクトにする システム設計 システム実装 完成 スタート 「何に対して認識を揃えるべき」と 「誰に対して認識を揃えるべきか」

    を決める 「どう作っていくか」を決める 「いつまでに何をつくるか」を決める 「なにをどうつくるか」の認識を揃える システムをタンジブルなモノにする 振り返り 物 理 的 な 制 約 変化への 適応 コ ン テ キ ス ト の 変 化 ※システミングに基づく開発工程は常に順番どおりではなく、各工程を行き来し精度を高めながら完成に至ります
  3. 導入事例:中海テレビ放送 • AI を使った再生エネルギー買取事業の開発に活用。 • 4社による、多拠点にまたがるチームを編成。多拠点で システムを設計・開発。 • 2週間に一度の会議では最初に Balus

    を確認し、チー ムで認識を揃える。 • 手戻りを防ぎ、開発コストを抑えることができた。 多拠点にまたがるチームで新規事業の開発に活用 森 真樹 様 株式会社中海テレビ放送 取締役経営企画室 室長
  4. レヴィのホラクラシー • サークル/ロールを設定 • 意思決定は各サークル/各ロールで行う ◦ 意思決定は権利であり義務でもある ◦ サークル/ロールの意思決定に対して文句を言ってはいけ ない(明確化されたルール)

    • どのロールを担当するかは自分で決める&変更する • ロールは人ではない、ロールは帽子 • 全体性・協調性を保つ工夫 ◦ 勧告、助言依頼、ロール間ミーティング ◦ マルチタイムスケールで整合性確認 ◦ サークル/ロール構成のひずみチェック
  5. マルチタイムスケールで整合性確認 日 2週間 月 半年 デリスク(毎朝8:45~9:15)@slack call ・昨日やったこと、今日やること、もやもやを共有 ・スプリントToBeの状況チェック スプリントレトロスペクティブ/プランニング

    ・スプリントToBeを振り返り&設定 ・リソース割り当ての確認 ・@オフィス/@slack callの混合 月次合宿 @オフィス ・四半期ToBeの設定/状況確認/振り返り ・財務、サービス、顧客、組織などの状況共有 蓼科合宿 @特別な場所 ・長期目標、ロードマップ、夢などを確認 ・語り合う、リスペクトと感謝を深める
  6. アーリーステージのスタートアップとしては驚異の分散性 ★ ★ ★ ★ ★ 鳥取 筑波 東京 平塚

    大阪 • たった6人のメンバーが バラバラの拠点に • 鳥取大学工学部生を インターンとして雇用
  7. 完全リモートにはしないところ 月 半年 月次合宿 @オフィス ・四半期ToBeの設定/状況確認/振り返り ・財務、サービス、顧客、組織などの状況共有 蓼科合宿 @特別な場所 ・長期目標、ロードマップ、夢などを確認

    ・語り合う、リスペクトと感謝を深める 他にも… ・開発チーム飲み:やりたいこと、興味なども共有 ・スプリントプラニング、アイデア出し:付箋を残す